中華そばとラーメンの違い
中華そばとラーメンの違いを知る前に、中華そばと支那そばの違いを知る必要があります。
各地で呼び名に変動があるのですが、どちらも同じものを指しているのです。
中華そばと支那そばに味の違いがあるとするならば、それは各店舗の味付けの違いだけしかありません。
呼び名が入り乱れた背景には、戦前と戦後で入れ替わってしまった大きな理由があるのです。
この前後が使い分けが出来ずに存続されたのが、現代でも残っています。
さて、中華そばとラーメンの違いはなんでしょうか。
中華そばの基本は醤油スープがベースになっており、具はメンマ・ネギ・チャーシューが乗せられます。
しかし、このスープと具の組み合わせをしたラーメン店も存在しているのです。
その殆どは、醤油ラーメンと呼ばれているのですが、メンマ・ネギ・チャ-シューが入れられています。
つまり、中華そばと支那そばのように呼び方が違うだけなのです。
曖昧ですが語源は「拉麺(ラーミェン)」だと言われているので、中華には変わりありません。
完全にラーメン独立させるなら、塩、豚骨、味噌に部類するのが良いでしょう。
なぜなら、これらは各自の麺があり具も個性に溢れているからです。
このように独自の進化をしてきたものは、ラーメンと呼ぶに相応しい存在だと思います。
逆に言えば、ラーメンの原点は醤油ラーメンであるということなのです。
大衆食であるカレーライスが様々な変化をしているように、ラーメンも進化しながら豊富な種類が販売されるようになりました。
名称は違っても、美味しい麺類に国境はありません。